Passoni(パッソーニ)は、最高級オーダーメイド専門のイタリアンバイクメーカーです。
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世界中に特別な顧客を持つパッソーニ、
ここではその歴史を少し、記すことにしましょう。
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・パッソーニとリーヴァ
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始まりは1970年の夏、場所はギザッロ峠。
自転車をこよなく愛し、自身も自転車レースに熱をあげる実業家
『ルチアーノ・パッソーニ』は、
2週間に及ぶハードなトレーニング合宿を終え、
その体力に自信を持ってギザッロ峠に挑みました。
が、事もあろうに、
シャツに半ズボンという普段着のライダーに後方から追いつかれ、
しかも彼は、あっという間に見えなくなるほど先に行ってしまいます。
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すっかり自信を無くした彼が、頂上のマドンナ・デル・ギザッロ教会にたどり着いた時、
先ほどのライダーは一服を終えていました。
ルチアーノはその男に話しかけるのですが、
見たことも無い色をした彼のバイクに目を奪われます。
マーキングもされていない剥き出しの金属フレームは、
持ち上げてみると既存のフレームからは想像もできない軽さ・・・
ルチアーノは『あの早さの秘訣はこのバイクにある』と直感し、
同時にチタニウムフレームの性能と美しさ、そして無限の可能性に着目します。
男の名は『アメーリオ・リーヴァ』
チタンフレームの先駆者にして、伝説の工房『TRECIA』の代表でした。
ルチアーノはすぐさま彼にチタンフレームを発注し、
これをきっかけにパッソーニとリーヴァは協力関係を強めていきます。
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その後、『TRECIA』は後継者の問題からアメーリオの引退と共に幕を引きますが、
パッソーニの自転車に対する愛と、チタンフレームへの情熱は衰えることを知らず・・・。
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・PASSONI Bikesの誕生
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80年台初頭、工房はルチアーノと、彼の息子ルカによって引き継がれ
『PASSONI』として生まれ変わります。
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パッソーニの工房が持つ技術・ノウハウを惜しみなく投入し、
一切の妥協をせず作り上げられた最初のチタニウムフレームは、世界中で高く評価され、
瞬く間に『PASSONI』は最高級オーダーメイドバイクの代名詞となりました。
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物に魂を宿す『伝統の技術』
そしてスポーツバイクとしての性能を高める『先進のテクノロジー』
所有する事自体に価値を持たせる『美しく独創的なデザイン』
全てが融合した『PASSONI』というブランド
ルチアーノとルカの情熱が作り出した、唯一無二の存在であり、
構成する全てが『PASSONI』のアイデンティティを確立する素材となっている。
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・パッソーニの特徴
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